洋書多読「WARD D」精神病棟・密室脱出 ドキドキ面白いです。

TOEIC・語学
ナシゴレン
ナシゴレン

「英語多読」も英語力アップに必須の柱だと思っています。

今回、おもしろい小説があったので紹介させてください。

Ward D: A gripping psychological thriller (English Edition)

Ward D by Freida McFadden

 

この本との出会い

時々見ている外国YouTuberのブックレビューで、この本・著者をすごく推していたのがきっかけです。

自分にとっては、洋書を選ぶときのプライオリティーは、
「最後まで読み終えられる興味が続くこと」が最重要なんです。

Amazon上では、英語のレビューしかありませんでしたが、面白そうでした。
★は、4.3/5です。
刊行も2023.4とあり、新しい本ですよ。
で、11月から、隙間時間に読み始め、つい先日読了しました。

どんな本? レベルは? (ネタバレなし)

ジャンル

Amazonでは
Suspense Thrillersにジャンルされています(自分的には、サイコ・サスペンス・密室犯罪…かな)。
自分は、洋書ではこのジャンルだと、なんとか読み通せるんですよね。。例えば、最近読んだThe Silent Patientって本なんかも最後まで楽しく読めました。

読みやすさは? 読み易し!!

1。登場人物が少ない!
基本的に、「密室もの」です。
当然、登場人物少なくなりますね。
外国人の名前覚えられないので、助かります。

2。英文がシンプル
私(TOEIC 900-950レベル)が、構文で読み返すことはほぼありません。
センテンスの長さも長すぎず、また、変に文学的な小難しい言い方もないです。

3。単語レベル
心理学用語はありますが、それ以外は難しくないです。
私の場合、わからない単語は3ページに1個くらいの感じでしょうか。
(あまり調べずに飛ばしてますが、ストーリー理解に支障はない感じですかね)

魅力は? 気になるポイントたち

・主人公Amyと、幼友達Jadeの関係
元々変わりものだった友人。
その友情を切り捨ててしまった過去と向き合う苦い思い。
精神病院で、収容された精神病患者・正常なインターンとして2人が向き合う。一体、どう精算されるの?

・主人公Amyの恋愛感情は?
魅力的な3人の男性。
元カレ? / イケメンDr? / 文学趣味が一緒の精神患者?

・朝までに何が起きちゃうの??
どうなるの? 誰が味方なの? 何が本当なの?

・そもそも、主人公Amyってどんな人なわけ?

 

では内容は? (注意:以下ネタバレあり・読書の伴走用に)

ナシゴレン
ナシゴレン

⚠️注意: ココからは、ネタバレありです。

以下、自分の読書しながらのメモです。
自分は、隙間時間に小分けで読むので、中身を忘れてしまうため、
最近は、スマホのメモ帳にメモりながら読書しているのです 🙂

ストーリ展開+登場人物を、進行に沿って、メモしています。
ピーチティーでも飲みながら、読書の伴走用に使ってください!
(読書の進行に沿って見れば(先を見なければ)ネタバレにはならないはずです。多分。。)

補足:
・★の数は登場人物の重要度ですよ。
・星のない人は、覚えなくても良いモブキャラです。
・Chapterで、現在の出来事と過去の出来事が書かれています。

(Disclaimer:  勘違いしている部分やメモ間違いもあるかと思いますが、ご容赦ください)

メモ
Chapter1 (現在)

Amy Brenner★★★:
主人公。医学生(精神科医になる気は一切ない)
精神病棟の夜勤の実習で「Ward D」に行くことになる。
13時間ドアをロックされる。怖い。。。
この精神病棟は、実は数年前に親友(後で出てくるJade Carpenter)が患者だった時に、来たことがある。

その時のJadeは、まるでアニマルのような様子で、
彼女から”You should be the one locked up here, Amy” って言われて忘れられない。

Dr. Beck★★(後出)
今晩のattending physician。イケメン。
(上司のAdministrative assistant Pauline Walter )

Dr.Silver (Dr.Sleepy) :
Amy(主人公)にWard Dの患者の殆どが睡眠障害だよ、と説明する。

Mrs.Pritchett:
64歳、眠れない。飼い猫のMr.Whiskers 6カ月前死んだ。
白髪。アゴの長さのボブ。

Chapter2(現在)

Gabby★★ : ルームメイト
AmyをWard Dに車で送ってくれる(明日の朝も迎えに来てもらう予定)。
今晩のオンコールは、Stephanie Margolis 出来る生徒で、でしゃばらない感じ。

Cameron Berger★★  元カレ、”Cam”
AmyにCamからtext messageくる。
Amyと同じく今回が初夜勤。ピアノできるのが自慢。

ーーーーー
Gabbyの車で病院に向かうAmyは夜勤心配。
「もしも、自分(Amy)が朝、患者だと勘違いされたらどうしよう」のコメントに、GabbyはAmyの冗談だと思うが。。。

誰にも言えないが、ある一人だけが、事実を知っている。
Jade (後で出てくる)だけが、「事実」を知っている。。

Chapter3(8年前)

Jade Carpenter★★★:
女友達、ブロンドヘア。青い目。幼稚園から友達。

ーーーーー
Jadeと洋服屋で。
Amyは、あるセータを欲しくなるが、値段高くて手がでない。

そこに、
不思議な6歳くらいのピンクの服の少女★★
が現れ、「似合う」という。

Jadeはそれを「買うべき」というが、Amy「高くて買えない」と応えると、Jade「盗めば?」。
Jadeは、そのセーターをAmyのために盗んだ。

来年大学受験で万引きでフイにしたくないのに!

Amyが見た、さっきの少女のことをJadeに聞くと、Jadeは見ていないと言う。。。
幻覚だったのか??

Chapter4 (現在・朝まで13時間)

Pauline: psych administrative asistrant。

自分(Amy)の母から電話。Jadeがいるって知っている。
Jadeの母は2年前に薬物中毒で死去。
Jadeのフェースブックリクエストをブロックした。

Cameron Berger(既出:元カレ・略称”Cam”)も、当番。
(予定だったStephanieがCameronに代わった)

Pauline  (psych administrative アシスタント)は電話に出ない。
アラームが鳴って、psychのユニットへのカギが解けた。

Chapter5(8年前)

放課後でJadeと待ち合わせ。
また、小さな女の子の幻?を見る。

Chapter6(現在)

Ramona Dutton ★★って40代のナースの女性。ともに夜勤する。
Dr.Beck★★(既出だが本格的にはココから出場です)  30代。エクボ。魅力的。

脱出用にキーのコードは347244

Miguel ★大男。スペインアクセント。「明日出る」。父が神だと思ってる。統合失調症。

Chapter7.8(現在)

Mary★:
Room912.
白髪。編み棒で、異常に長い編み物している。

Mr.Sawyer (Demon Sawyer)★★は危険。
Seclusion Roomに閉じ込められてる。

Room905から、青い目が見ている。→ (Jade Carpenter !!)

Chapter9(8年前)

Jade の家。部屋が酷い。母親はおかしくなっとる。

Chapter10(現在)

Daniel Ludwig (Spider-Dan★)
スパイダーマンのTシャツ、白いリストバンドの患者。「スパイダーダン」
統合失調症schizophrenia (発音はskit·suh·freh·nee·uh) 。

William Schoenfeld ★★ :
Room906.
29歳、薬物使用歴なし。「人をころせ」の幻聴。統合失調症。

Chapter11(現在)

Room906にて、
William Schoenfeld(Will)の話を聞く。
ジョン・アービングの小説好き。Amyと共通。
職業はUberドライバー。
薬処方後は「人を殺したいと思うことはない」と言うが、Amy はウソだと確信する。

Chapter12(現在)

午前12時まで。。
Room906を出る。
拘束者の部屋から大きな物音。Jade が笑う。声かけてくる。
Annoying… 一晩中ひまだから…

Chapter13(8年前)

部屋で三角関数の勉強してると、少女の幻が久々に現れた。試験落ちるよ。
母はjadeとつるむのを嫌がる。

Chapter14(現在)

Dr.Beck に、拘禁されてる患者の部屋の音、体当たり?を伝える。
キャメロンに、誰を見たか?聞かれる。
Daniel Ludwig(スパイダーダン)と伝える。

Chapter15(現在・朝まで11時間)

ラウンジで面談。
Jadeはbipolar と、16歳の時に診断された。

クリントイーストウッド似の患者

Spider Dan(既出) 40代半ば。髪薄くなりかけ。二重顎。
彼はDamon Sawyerは拘禁されてるが、傷つけようとしているかも、と今思ってるらしい。
我々を、とsawyer が言っていたと。

Chapter16(現在)

Cameron と話す。
Amy は元通りにならない(復縁しない)と、お菓子を拒否。

そこ(ラウンジ)に、
William Schoenfeld(Will)が来る。ピアノ弾く。気を利かせてきてくれた。
Damon のことをWill に聞く。何かを黙っている。

Chapter17(現在・朝まで10時間)

Miguel が、今晩、みんな殺されるという。
Amyは恐れる。
スタッフルームに行くと、後ろにJade (既出)がいた!

Chapter18(8年前)

数学のテスト前日、
AmyはJadeと一緒に勉強するはずだったが、Jadeが遅れてきて、
教室に入って明日のテストの問題を盗みとってくる。
Amyはインチキなんかしたくない!

Chapter19(現在・朝まで9時間)

Jadeのへや。過去のbest friend のJadeのようでもあり。
Accuseされて、、
この会話を905の前で看護婦のRomana に聞かれていた?

Chapter20(現在)

スタッフルームに戻るが誰もいない。
Room 912のMary Cummings の「チャート」をみる。78歳。
ブランコの子供を投げた、、らしい。

Demon Sawer の ”let me …out…” の苦しい声。

Mary は、自分が今晩殺されるかも知れないと予感している。
Knitting needles は自衛のためだと言う。

Amyにも、自衛の為に持っていて欲しいと1本を手渡しする。

Chapter21(現在・朝まで8時間)

Maryは、Mr. Timmerman の秘書を30年してた。
ナースステーションにもどる。看護婦がいる。停電。復電。

ミゲルが裸で、血だらけで歩いていた!

Chapter22(8年前)

Amy家での家族会話。
幻(女の子)を見る話をうっかりしてしまうが、
母はAmy自身の話とは疑わず、Jadeが幻視を見るという話か?と聞き、
弟のトレバーも、Jadeがcrazy なのは周知だといい、その場がおさまるが。。

母は「Jade を救えられる」と言う。

Chapter23(現在)

ミゲルをDrと協力して閉じ込めた。
キャメロンは行方不明。寝てる?

Chapter24(現在・朝まで7時間)

キャメロンやはりいない。

Chapter25(8年前)

深夜にJadeが数学の答え持ってくる。
インチキしたくない!要らん。捨てる。
いつもの幻の女の子でてくる。

Chapter26(現在・朝まで6時間)

Willが、アービングの本の中に、処方薬を隠していた。
Dr.に伝えた。
ラウンジに戻ると、Jadeが怒って待っていた。

Chapter28(6年前)

Mr.Riordan。数学の教師。
生徒に嫌われてる。臭い。
テスト用紙が一枚足りないことに気づいた。

Chapter29(現在)

Jadeと会話。
Jadeに対して、禁句だがCrazyと言いそうになり、取り繕う。
もうJadeとは友達に戻れない。
Jadeは目的のためになんでもする人間。
見てはいけないと思っていたが「彼女のChartを見なければ」と決心。

Chapter30(現在)

Jadeのchartをみる。
バイポーラ。
ボーイフレンドと銀行強盗した。

ミゲルの部屋から、血が流れ出してきた!

Chapter31(現在)

Dr.Beck にミゲルの血のことを言って起こして連れて行くが、血は消えている。
幻覚だったのか??
Drから不審な目で見られる。

Chapter32(6年前)

放課後、教師Mr.Riordanに呼び止められる。
テスト用紙が足りないことを、校長に言ったと。
Jadeは「知らん」とシラを切る。

JadeはAmyに、面倒見ると言うが、なんの面倒?
女の子の幻想をまた見る。今度は喋らない。頭語失調症?脳腫瘍?

Chapter33 (現在)

Jadeが、幻の血事件?を全て陰で見ていた。
Amyは、また幻想をみたのか?と自身不安に。
銀行強盗するようなあんたとは違う。疲れただけ!

部屋に戻ると、、

Chapter34(現在)

Willもミゲルの血を見たという。
ロマーナが拭いたという。

Willからキャメロンが本当に、伝言だけしていなくなったのか、確認すべきと言われる。
ケイタイ電話するために、ward Dから出ようとする。

Chapter35(現在)

コード入力しても開かない。
コードを間違えていたのか?
ロマーナに聞こうとするが、Willは、ロマーナが信頼できるのか?と聞く。

Chapter36(現在)

ロマーナは、血ではなく、ストロベリージェルだったと。それを拭いたという。
Willはウソだという。
Willは、Jadeの部屋に消えた?

Chapter37(6年前)

Jade が、「うまくやったから証明する、自分の車(ドッジ)にのれ」と言い、
Amyは興味に惹かれて、助手席に乗り込んでしまう。

Chapter38(現在)

トイレに行くと、酷い姿の自分(Amy)が映る。自分が、腕にリングが付いてれば、自分こそ患者。患者のラウンジに行く。足音の幻?
眠りにつく。

Chapter39(現在)

目が覚めるとスパイダーダンが、みていた。
Amyに「デーモンソウヤーにAmy を傷つけさせない」といってポーズをとる。
「デーモンソウヤーがAmyに危害を加えようとしている」と主張する。
Willの主張と同様に、
「デーモンソウヤーは今晩早い時間に拘束室を出た」という。

女性の悲鳴!

Chapter40(現在)

Mary(老女)が叫んでいた。
「デーモンソウヤーが自分を殺す」と。
Dr.BECKと、ロマーナで、押さえつけて静かにさせた。

この顛末を後ろで見ていたWillがJadeの肩に手をのせて親密そうなのを、Amyは目撃した。
WillこそがJadeが銀行強盗した時のボーイフレンドなのか!?

Chapter41(6年前)

JadeとAmyの車が、誰かの家に到着する。
最悪な事態。

Chapter42(現在)

Jadeの部屋に行く。
Will が危険だと確信していることをjadeにつたえる、
(急じゃね??)

Chapter44(現在)

Maryの様子を見に行くと、いない。
Willがいる。扉を閉められて二人の状態に。

Chapter45・46(現在)

Willは自分は「潜入記者」だという。。

Chapter46でその説明。
Amyは信じる。

Chapter47(6年前)

jadeが教師の家に連れて行く。
教師がダクトテープで巻かれている。
殺すしかない?
幻の女の子がまた出てくる。

Chapter48(6年前)

家で全ての顛末を母に言う(幻の女の子の話は例外だが)。
Jadeは殺人をしないで済んだが、精神病院へ。

そこ(ward D)で薬漬けのJadeに合う。
その目が、「絶対許さない。殺す」と言ってた。

Chapter49(現在)

Will と部屋でアービングの本を読んで待つ。
Jadeが訪れ、少し話したいと言う。

危ないと思いながらも「5分だけ」とWillに言い、
旧友の言葉に5分だけ話す。ロマーナも同席している。

Jadeの話によると…
Willはウソをつくと。
JadeとWillは過去3年付き合っていたのだと。

メリーの部屋は血だらけだった。
ついさっきまでWillの言葉を信じていたが。
じゃあ、どうしたらいい?

Chapter50

Amyは、Willの部屋に。もうWillを信じてない。
Willを信じるふりをして話す。
震えながら話す。
Dr.とロマーナが抵抗するWillを押さえつけて、注射する。
Willは脱力。

Chapter51

Amyは、Damon Sawer のファイルをよむ。
病気、薬物。

銀行強盗をガールフレンドとビール瓶を持ってしたとかいてある!!
なんとJade がDemon sawer のガールフレンドだった!!

Chapter52.53

電波来なかったスマホの友人Gabbyのテキストメッセージがかろうじて届く。
Dr.Beckは「お爺さん」だとわかる。。

AmyはWard Dを脱出すべく、電気に水をかけて停電させる。
停電させて逃げ出そうとするがその前に
Seclusion1 を見たい誘惑に駆られる。

Chapter54

Seclusion1には、Maryとキャメロンの死体。女性と老人の死体。

Chapter55

Jadeと(Dr.Beckに扮していた)Damon Sawer。
共犯ロマーナ(に扮していた)もあっさり殺される。

Jadeは、昔からピーチお茶に薬を入れていたことを話す。
殺される。。もうダメか?

Chapter56

危機一髪でスパイダーダンが助ける。
Amyは、Maryからもらった編み棒でJadeからのがれる。

Chapter57.58

やっとWard Dの外から助けに入ってくる。
Hazelさん。
Amyが生徒であることを覚えてくれていて精神患者側ではないと認識された。。。
Willは心配停止。

Chapter59

警察の事情聴取。Morenoさん。
解放されて、友人Gabbyのトヨタに乗る。

エピローグ

一年後
Willと付き合っている。
少女の幻想はまだ見える(自分が少しcrazy なことを認める)
今はIced dirty chai tea latte をピーチティーの代わりに飲んでいる。

ナシゴレン
ナシゴレン

以上です :)

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